「絵本の読み聞かせは意味ない?」と思ったら読んでほしい!7つの効果と続けるコツ
1. 読み聞かせって本当に意味ある?科学的に分かっている効果とは
1-1 子どもの語彙力・言語能力を飛躍的に高める
「絵本を読んでるだけで、本当に語彙力って増えるの?」と思っていませんか?実は、これ、本当なんです。
子どもが日常生活で触れる言葉の数は意外と限られていて、テレビやYouTubeでは一方通行の情報ばかり。でも、絵本の読み聞かせは「語りかけ」+「視覚」+「感情」がセットになるから、言葉の吸収がまるで違うんです。
実際に、アメリカの研究では、毎日読み聞かせをしている子どもは、そうでない子に比べて語彙力が約1.4倍にもなるというデータもあります。
うちの子も、2歳を過ぎたころから「まるで大人?」って思うような表現をするようになって驚きました(笑)。最初は意味がわからなくても、耳にすることで脳がどんどん学んでいくんですね。
だから、語彙を増やしたいならまずは「読むより聞かせる」ことがカギになるんです。
1-2 集中力や想像力の土台を育てる
絵本って、ページをめくるたびに「次どうなるんだろう?」ってワクワクしますよね。
実はそれが、集中力や想像力を育てる大きな刺激になっているんです。
特にストーリーのある絵本は、先を予測したり、登場人物の気持ちを想像したりするので、“考える力”を自然と引き出す知育ツールとしてもすごく優秀です。
私の息子は、最初は5分も座っていられなかったんですが、毎晩読み聞かせを続けるうちに、じっくり絵を見たり話を覚えて再現するようになったんです。
集中力って、トレーニングなんですね。
毎日の読み聞かせは、子どもにとって「楽しいトレーニング」になります。
1-3 親子の信頼関係・情緒の安定にもつながる
読み聞かせって、ただ言葉の発達に良いだけじゃないんです。
最大のメリットは「親子の心を結ぶ時間」になること。
寝る前に絵本を読んであげることで、子どもは「安心した」「ママ(パパ)に大事にされている」と感じます。
この積み重ねが、自己肯定感や情緒の安定に大きく影響すると言われています。
厚生労働省の「子どもの心の育ち」についての資料でも、親子でのスキンシップや対話時間は、子どもの心の安定に直結するという研究が紹介されています。
忙しい毎日の中で、「ただ一緒にいるだけ」ではなく、「向き合って話す時間」があるかどうかが大事なんですね。
絵本は、そのきっかけとしてとても良いツールです。
1-4 【保存版】絵本読み聞かせの効果を最大化する方法&年齢別おすすめ絵本付き!
「でも、どんな絵本を選べば効果的なの?」という方も多いはず。
実は、年齢や興味に合った絵本を選ぶだけで、読み聞かせの効果はグッと上がります。
おすすめの絵本リストや、読み聞かせに使いやすい絵本のセットも後ほどご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
おすすめリンク
- 厚生労働省|子どもの心の発達と読み聞かせの関係
👉 厚生労働省:子どものこころの育ち
→ 親子のふれあい・スキンシップが心の安定につながることを示す資料です。 - ベネッセ教育情報|絵本の読み聞かせが脳と心に与える影響
👉 ベネッセ教育情報:絵本と子どもの発達
→ 語彙力や感情の発達に読み聞かせがどのように作用するかについて、教育視点で解説されています。 - 東京大学大学院 教育学研究科|乳幼児期の家庭環境と読書活動に関する研究論文
👉 PDF論文:読み聞かせと語彙発達の関係(東京大学)
→ 読み聞かせが言語発達に与える効果を定量的に示した貴重な研究データです。
2. 読み聞かせの効果が「出る子」と「出ない子」の違いとは?
2-1 毎日読む vs たまに読む、効果の差
「たまに読むだけでも、絵本って意味あるよね?」とよく聞かれます。
確かに、たまに読むだけでも子どもにとっては楽しい時間になります。でも、“効果”という点で言えば「毎日の習慣」がカギです。
読み聞かせはスポット的な刺激というより、“積み重ね型”の育児アクション。
東京大学の調査によると、読み聞かせの頻度が高い子ほど、語彙力・理解力に差が出るというデータも出ています(出典)。
「1日10分でも毎日」が、5年後に大きな違いを生むんです。
2-2 読む環境が大事!テレビ・スマホの影響とは?
せっかく絵本を読んでいるのに、隣のテレビがついていたらどうなるでしょう?
子どもはどうしても視覚的に強いものに引っ張られてしまいます。
また、スマホを手にしたまま「ながら読み」になってしまっている人も意外と多いのでは?
環境は、子どもが「絵本の世界」に集中できるかどうかに直結します。
我が家では、読み聞かせの時間だけはスマホを手放し、静かな部屋で2人だけの時間をつくっています。それだけで、子どもの集中力が明らかに変わりました。
小さな工夫ですが、読み聞かせの“質”を左右する大切なポイントです。
2-3 親の読み方より「楽しんでるかどうか」がカギ
「感情込めて読んだほうがいいの?」「声色を変えた方がいい?」
そんな声もよく聞きますが、実は読み方のテクニックより大事なことがあります。
それは、「親自身が楽しんで読んでいるかどうか」。
子どもは、親の表情や声のトーンにとても敏感です。上手じゃなくても、楽しそうに読んでいれば、それだけで子どもはワクワクするんです。
逆に「義務感で読んでるな」と感じると、子どもも集中しなくなります。
効果が出る子は、“親が楽しんでる読み聞かせ”をしている家庭が多いんです。
2-4 【保存版】絵本読み聞かせの効果を最大化する方法&年齢別おすすめ絵本付き!
「毎日読むのが大事なのは分かったけど、続けられるかな…」と不安な方も大丈夫。
習慣化のために便利な読み聞かせサポートグッズや、おすすめの“続けやすい”絵本セットも後ほどご紹介しますね!
3. 読み聞かせを“習慣化”するための3つの工夫
3-1 毎日の「タイミング」を固定する
読み聞かせを習慣にするために、まず意識したいのが「読むタイミングを決めること」です。
おすすめは「寝る前」。子どもも親も一日の終わりに心が落ち着き、絵本の時間を楽しめるベストな時間帯です。
実際に「毎晩寝る前に読もう」と決めたことで、我が家では息子が「お布団入ったら絵本だよね」と言うようになりました。
まるで歯みがきのように自然に組み込まれていったんです。
タイミングを固定することで、“読む・読まない”を毎日考えなくて済む=続けやすくなる。これが大きなポイントなんです。
3-2 子どもが選ぶ絵本で「自分ごと」に
「今日はこれがいい!」
子どもがそう言って選んだ絵本には、自然と興味や集中力が高まります。
親が選んだものも悪くないのですが、子どもに選ばせることで“自分の時間”という意識が生まれ、習慣としての定着が早くなります。
さらに、読み終わった後に「どうだった?」「どこが好きだった?」と軽く聞いてみると、会話が広がり、より親子の時間が深まります。
子どもにとって、「絵本は楽しい=毎日やりたいこと」になれば、こちらが頑張らなくても自然に続いていきますよ。
3-3 忙しい日もOK!“5分だけルール”のすすめ
「今日はもう疲れた…」「時間がない…」
そんな日は誰にでもありますよね。でも、それでも読み聞かせを続けるコツが“5分だけルール”です。
1冊を全部読まなくてもいい、5分だけでいい。
むしろ、読みかけで「続きは明日ね!」と終わらせると、子どもは次の日も楽しみにしてくれたりします。
ポイントは、“続けること”にフォーカスすること。完璧を目指さない方が、結果的に長続きするんです。
この小さなルールが、忙しいパパ・ママでも無理なく習慣化できる秘訣になります。
3-4 【保存版】絵本読み聞かせの効果を最大化する方法&年齢別おすすめ絵本付き!
「どうしても読み聞かせの時間が取れない日もある…」という方には、
タイマー付きの読み聞かせ音声や、自動で読んでくれる知育デバイスなんかも人気です。
気になる方は、後ほどご紹介する「読み聞かせサポートアイテム」をチェックしてみてくださいね!
4. 実際にやってよかった!読み聞かせ習慣化の成功例
4-1 1日10分、2年間続けたママのリアル体験
「最初は正直、続けられるか不安でした。でも、やってよかった!」
そう話してくれたのは、2児のママ・美咲さん(仮名)。毎晩寝る前に10分間だけ読み聞かせをして、2年間続けたそうです。
はじめの数ヶ月は、子どもがうろうろしたり途中で寝てしまったり。でも「読まない日を作らない」と決めて、短くても続けたとのこと。
すると、半年を過ぎたあたりから明らかな変化が。
4歳になった娘さんは、自分で「今日この本読んで!」と持ってくるようになり、語彙もどんどん増え、会話力も目に見えて伸びたといいます。
「今では親子の大事な時間になっています。読み聞かせって、続けてこそ価値があるって本当でした。」
4-2 絵本が苦手だったパパでも続けられた工夫
「声に出して読むのがちょっと恥ずかしい…」
そんな理由で絵本が苦手だったパパも多いはず。でも、健太さん(仮名)はこんな方法で乗り越えたそうです。
最初は“録音アプリ”を使って、自分の声を録音。それを子どもに聞かせることで、自分の声に慣れていったんだとか。
やがて慣れてきた頃から、自然と子どもに向かって読み聞かせできるように。
「子どもの目がキラキラしてるのを見たら、こっちまで楽しくなった。今は毎晩読むのが習慣です。」
読み聞かせに自信がないパパでも、小さな工夫で“できる!”に変わる実例です。
4-3 兄弟がいる家庭での読み聞かせの工夫
「上の子と下の子、年齢差があって絵本の好みがバラバラ…」
そんな悩み、ありますよね。3児のママ・里奈さん(仮名)はこう話します。
「うちは曜日で“担当”を分けています。月・水・金は上の子メインの本、火・木・土は下の子中心で。」
そうすることで、1人ひとりが「自分の時間」を持てるようになったそうです。
また、同じ本を読んでも、年齢ごとに質問の仕方を変えるなどの工夫で、1冊の絵本を“家族全員で共有する時間”にしているとのこと。
兄弟がいても、工夫次第で読み聞かせはちゃんと続けられるんです。
4-4 【保存版】絵本読み聞かせの効果を最大化する方法&年齢別おすすめ絵本付き!
「他の家庭の工夫、もっと知りたい!」という方に向けて、
読み聞かせの習慣化に役立つツールや人気の“読み聞かせ絵本セット”なども、次の章でご紹介します。
気になる方はそのまま読み進めてくださいね!
5. 読み聞かせは何歳まで?年齢別に見るメリットとアプローチ
5-1 0~3歳:リズムと言葉の「耳育て」が中心
この時期の子どもたちは、まだ言葉が話せなくても「聞く力」はぐんぐん伸びています。
大切なのは、“意味よりも音の楽しさ”を伝えること。
リズミカルな言葉、繰り返しの多い文章、擬音語がたくさん出てくる絵本は、赤ちゃんにぴったりです。
例えば「じゃあじゃあびりびり」や「いないいないばあ」は、リズムと言葉を同時に楽しめる定番ですね。
「読んでも聞いてないみたい…」と感じても大丈夫。
耳と脳はしっかり受け取っていて、繰り返しが力になります。抱っこしながら、安心できる声で読んであげましょう。
5-2 4~6歳:想像力と対話力を育てる読み聞かせ
この年齢になると、ストーリーのある絵本が楽しめるようになってきます。
子ども自身が「先が気になる」「登場人物の気持ちを考える」といった**“物語を追う力”や“共感力”**が育ってくる時期です。
また、読んだ後に「この子、どんな気持ちだったと思う?」「もし○○だったらどうする?」と問いかけることで、
子どもの考える力や会話力が自然と伸びていきます。
我が家でも、「おしいれのぼうけん」や「14ひきシリーズ」などを読んでいると、「これ、僕だったらこうするかも!」なんて話してくれるように。
ただ読むだけじゃなく、読み終わったあとに“ちょっとした会話”を加えると、絵本の時間がさらに深まります。
5-3 小学生以降:読解力と共感力が育つタイミング
「小学生になったら、もう読み聞かせはいらない?」
そんなことはありません!実は、この時期の読み聞かせこそ、心の土台を育てる貴重な時間になるんです。
小学生になると、自分で本を読めるようになりますが、だからといって「読み聞かせ卒業」ではないんです。
大人と一緒に読み進めることで、難しい言葉や内容も理解しやすくなり、語彙力だけでなく読解力・深い共感力が身についていきます。
また、学校や友達の影響で心が揺れやすい時期でもあるので、読み聞かせが安心できる時間にもなります。
特に、心が揺れるようなテーマ(友達との関係、命、家族など)を含む絵本を選ぶと、親子で心を通わせる機会にもなりますよ。
5-4 【保存版】絵本読み聞かせの効果を最大化する方法&年齢別おすすめ絵本付き!
年齢に応じた絵本選びは、読み聞かせの効果を最大限に引き出すカギになります。
「年齢別におすすめの絵本を知りたい!」という方のために、後ほど年代別の人気絵本リストもご紹介します。
ぜひ、今のお子さんにぴったりの1冊を見つけてみてくださいね!
6. よくある悩み・質問に答えます!(Q&A形式)
6-1 「飽きっぽい子でも大丈夫?」
はい、大丈夫です!
小さな子どもは、集中力がまだ発達途中。5分も座ってられないのは当たり前なんです。
そんな時は、「1ページだけ読む」「好きなページだけ読んで終わり」など、ハードルを思いきり下げるのがポイント。
また、体を揺らしたり、一緒に声に出して読むなど、子どもが“参加できる”スタイルにすると、自然と興味を持ちやすくなります。
何より大事なのは、「読んだ=えらい!楽しかった!」という経験にすること。
続けていけば、だんだんと落ち着いて聞けるようになっていきますよ。
6-2 「絵本の選び方がわかりません…」
たくさんある絵本、どれがいいのか迷いますよね。
まずは、お子さんの年齢・興味・反応を見て選ぶのが基本です。
- 0~2歳:繰り返しや音が楽しい絵本(例:『いないいないばあ』『じゃあじゃあびりびり』)
- 3~5歳:ストーリー性のある絵本(例:『おしいれのぼうけん』『ノンタン』シリーズ)
- 小学生以降:心が動くテーマのもの(例:『100かいだてのいえ』『ともだちや』シリーズ)
書店の年齢別コーナーや図書館の「おすすめ本」も参考になりますよ。
また、子どもに選ばせるのもアリ!
「どれが読みたい?」と聞くだけで、自分から関心を持つきっかけになります。
6-3 「続けるのが大変…ワンオペでもできる?」
ワンオペ育児の中で毎日読み聞かせ…正直、しんどい日もありますよね。
そんなときは、「完璧を目指さない」ことが大切です。
- 短くてもOK(1冊読まなくてもいい)
- 音声や動画に頼ってOK(親が読むことにこだわらなくていい)
- 一緒にゴロゴロしながら読むだけでOK(姿勢も自由で大丈夫)
要は、“心を通わせる時間”が少しでも持てれば、それが読み聞かせの目的です。
5分でも、10行でも、それが習慣になると、子どもにとって大きな安心感になりますよ。
6-4 【保存版】絵本読み聞かせの効果を最大化する方法&年齢別おすすめ絵本付き!
読み聞かせをもっとラクに、もっと楽しくするためのサポートアイテムも色々あります。
おすすめの年齢別絵本リストや、忙しいママ・パパの味方になってくれる自動読み聞かせグッズも、次の章でご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
7. 【まとめ】今日から始める、読み聞かせで未来が変わる理由
7-1 読み聞かせは教育でも愛情でもある
絵本の読み聞かせって、ただ「読んであげるだけ」のように見えるけれど、
実は**語彙力、想像力、集中力、共感力、そして親子の信頼関係まで育ててくれる“育児の宝箱”**なんです。
教育的な面での効果も大きいですが、なにより大切なのは、子どもが「ママやパパと一緒に過ごす時間って、心地いい」と感じられること。
これが、情緒の安定や自己肯定感の基礎になっていくんですね。
どんな教材よりも、どんな習い事よりも、親が読んであげる絵本の時間が、子どもの心を育てる原点になることは、きっと間違いありません。
7-2 習慣にすれば、子育ての“味方”になる
読み聞かせは、特別な準備もスキルもいらない“続けられる子育て”のひとつです。
そして、続けることで、その効果がじわじわと現れてきます。
最初は5分でいいんです。読む内容よりも、「毎日、あなたのためにこの時間をとるよ」という姿勢こそが、何よりの愛情表現です。
忙しい日も、疲れている日も、短くてもいいから毎日続けてみてください。
それが、親にとっても「ほっとする時間」になるはずです。
7-3 【保存版】絵本読み聞かせの効果を最大化する方法&年齢別おすすめ絵本付き!
「何から始めればいいのかわからない…」
そんな方のために、年齢別におすすめの絵本や、読み聞かせがもっとラクになるサポートグッズも紹介しています。
お子さんにぴったりの1冊を見つけて、今日から“親子の宝物時間”を始めてみませんか?
今日のまとめ
絵本の読み聞かせは、語彙力や想像力を伸ばすだけでなく、親子の信頼関係を深め、子どもの心の安定にもつながる、まさに“育児の基盤”とも言える習慣です。
毎日数分でも続けることで、目に見える変化がゆっくりと現れてきます。
「効果があるの?」と半信半疑だった読み聞かせも、やってみると意外と子どもが喜んでくれたり、親の気持ちが落ち着いたり…そんな“思わぬごほうび”が得られることも。
完璧を求めなくて大丈夫。大切なのは「続けること」と「楽しむこと」。
ぜひ、今日から絵本のある時間を、親子の生活に取り入れてみてくださいね。